大人の教養 日本の歴史 第1回 「さ、猿が立った!? ~人類の誕生~」

大人の教養 日本の歴史
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開いてくれてありがとうございます。えんでのブログを運営している えんで です。

大人の教養と題して始まった今シリーズ。

第一回目は、人類の誕生、そして進化を描いてきます。

第0回はこちら

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1、人類はいつ誕生したのか。

まず、猿と人類の違いとは何でしょうか?

人類学の観点からすると、人類とは「直立二足歩行」をするものです。(他にも定義はあります)

私たちのように、二本足で立って歩くことができたら、ヒトだと言うことですね。

つまり、人類の誕生とは、二本足でしっかりと立ったものが現れた瞬間ということです。

では、初めて直立二足歩行する生物が現れたのはいつでしょう?

初めて、人類が誕生したのは、諸説ありますが、今から700万年前のアフリカの大地であると言われています。その名は、サへラントロプス・チャデンシス。。。

「へ????

アウストラロピテクスじゃないの??」

って感じですよね。

かつては、アウストラロピテクスが最古の人類だと言われていました。しかし、最近の研究では、サへラントロプス・チャデンシスが最古の人類だと言われています。

AFP BB NEWSによると

  現地の言葉で「生命の希望」を意味する「トゥーマイ(Toumai)」と

  名付けられたこの化石は(えんで注:サへラントロプス・チャデンシスの

  こと)、フランスのミッシェル・ブルネ(Michel Brunet)博士率いる

  調査チームが発見した

最古のヒト、700万年前に生存か」https://www.afpbb.com/articles/-/2357194?cx_amp=all&act=all 閲覧日2020年7月8日

と書かれています。発見したのは、2001年のことです。

(以後、サヘラントロプス・チャデンシスは長いので、トゥーさんと記述します。)

このトゥーさんが、初めて、直立二足歩行を行ったわけです。

周りの類人猿も衝撃的だったのは、間違いないでしょう。

前足を付きながら移動していた生物が、いきなり、後ろ足だけで、歩けるようになるわけですからね。

今の私達が、地面に足をつけながら歩いていたのに、いきなり飛行できるようになったようなものです。

2直立二足歩行で人類大進化

この周りからすると、衝撃的な直立二足歩行。

この出来事が人類の進化に多大な影響を与えました。

まずは、前足が自由に使えるようになりました。これは、生物にとって大きな利点。

前足を自由に使えれば、道具が作れるからです。

続いて、ウエストが細くなった

直立二足歩行をするには、骨盤を小さくしなければ歩きづらいわけです。

骨盤が小さくなったことにより、産道が狭くなりました。

その狭い穴に赤ちゃんを通過させるためには、どうしてもその赤ちゃん自身が小さくならなければなりません。

でないと、母体に危険が及びます。

だから、人間の赤ちゃんは小さく未熟な状態で産まれるようになったのです。

そして、未熟な状態であれば、教育ができます。

生物学的に見て、長い長い幼少期を経て一人前になる人間。

この長い幼少期のおかげで、高度な教育を施すことができるようになり、文明を築けるようになったわけです。

3人類 最強の武器を習得

今から50万年前、人類は最強の武器である火を習得しました。

火があれば、猛獣を追っ払えますし、加熱調理ができます。

加熱調理の利点としては、

・様々な食物を食べれるようになること

・食べ物が柔らかくなり、食べる時間が短縮

が挙げられます。

これにより、消化に費やすエネルギーを他の生物に比べて、脳に使えようになりました。

つまり、人類は加熱調理により、もっと大きな脳を手に入れることができるようになったのです。

一言

人類が初めて火を使用したのは、今から50万年前。教科書では、こういった記述でしか大体書かれていないでしょう。

しかし、深く考えてみると、

えんで
えんで

「いや、人類、なんで火使えるようになったん!?」

と思えてきます。

人類が初めて火を目にしたのは、自然発火による、森林火災か何かでしょうが、なぜそれを見て、火を起こせるようになったのか。

はっきりいって意味が分かりません、、、

「なんか手をこすると暖かくなるな」

「そう言えば、この前みたあの赤いやつも暖かかったな。。」

「あれ? これすごい勢いで何かこすったら、あの赤いやつ起こせるんじゃない??」

「火を自由に使いこなす」

なんて思考で火を使用できるようになったのでしょうか。

そう考えると最初に火を起こせるようになった、人類、天才過ぎませんか?

そのヒトのおかげで、人類はここまで生き延びることができたのです。

もしそのヒトが現代に生きていたとするのなら、ノーベル賞受賞は間違い無いでしょうね。

なぜこういった話をしたかと言うと、こういうところにも歴史を学ぶ楽しさが隠れているからです。

それは、推理し、想像する楽しさです。

過去のことは、正直分からないので、

こうであっただろうという推測でしかありません。だからこそ、歴史の専門家ではない私達も

色々とこうだったんじゃないか。実は、こっちの方が正しいのではないか。

といった具合に、推理や、想像ができるのです。

そこには、推理小説やファンタジーを読むときと同じようなワクワク感があります。

第0回にも書いていますが、「歴史とは1080億人が織りなす壮大な物語である」と定義づけたのは、こういった理由もあります。

第0回を読んでいない方は、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

最後に~ここから学べる 人生に役立つこと~

ここまで読んでいただきありがとうございます。

最後に、人類の進化から学べる、人生に役立つことについて書いていきます。

人類が二足歩行を行えるようになったのは、全くの偶然であったでしょう。

まさに、進化がくれた奇跡とも呼べます。

しかし、その偶然が、人類の飛躍をもたらしました。今の人類があるのは、この偶然

のおかげと言っても過言ではありません。

他の歴史をみてもわかるように、時としてちょっとした偶然がその人の人生やキャリアを大きく発展させることがあります。

しかし、その偶然が何なのかは、その時の私達には分かりません。後から振り返ってみてしかわからないのです。

ただし、その偶然を自分の成長のために使えるか、それともだめにするかは、一生懸命、今を生きたかにかかっています。

初めて歩いた人類は、自分の子を次世代に残すために一生懸命生き抜いたことでしょう。

その一生懸命さが直立二足歩行という成長を与えました。

もし、怠惰に生き、歩行能力を持った子孫を残す前にそのヒトが死んでいたら、人類の発展はありませんでした。

大切なことなのでもう一度言います。

偶然やチャンスをモノにできるかは、今を一生懸命生きているかにかかっています。

それでは、今日はこのへんで。

参考文献リスト

  • ユヴァル・ノア・ハラリ著 柴田裕之訳『ホモ・サピエンス全史(上)ー文明の構造と人類の幸福』河出書房新社 2016年初版発行 2017年25刷発行
  • 佐藤信 他『詳説日本史研究』 山川出版社 2017年第1刷発行
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